ICT初心者社員、文部科学省の動画を解読
前回は38分11秒までを視聴し、「情報セキュリティポリシーガイドライン」の改訂について考えていきました。今回は、45分23秒までを視聴し、家庭学習のための通信機器支援整備について考えていきます。
【文科省動画】
https://www.youtube.com/watch?v=hV5HHl0uITk
通信費、どうする?
新型コロナウイルスの影響で、家庭でも学習環境を整えるために通信機器支援整備が行われ、Wi-FiルータやSIMカードなどを都道府県(都道府県立学校分)及び市町村(市町村立学校分)から、公立の小・中学校、義務教育学校、中等教育学校(前期課程)、特別支援学校(小・中学部)に機器1式当たり1万円が上限で支援されることになったそうです。*¹
そこで出てきたのが、将来的に通信費はどうする? という問題です。
文科省によると、まず通信事業者に相談するといいとのことでした。今はいろいろな料金体系があり、相対契約で利用料が下がる可能性もあります。紹介されていたMVNOは特に大手企業に比べても安く済むので有力な選択肢であるといわれています。
必要性が薄まったら?
コロナウイルスが流行している当時(この動画が配信されているのが2020年)は、整備が必要かもしれませんが、2~3年後にはいらなくなるかもしれないとなると、せっかく整備したのに必要性が薄まってしまいます。
文科省ではその対策として、通信料を必要最低限に絞り、その他は契約解除する、必要になったらWi-FiルータではなくSIMカードを整備するのも1つとしています。
少しでも家庭での負担を減らしつつも、児童生徒の学習に支障がないようにすることを前提にするべきだと私は思います。ちょうどこの頃大学生だった私は、コロナウイルスで一気に環境が変わり、先も分からないまま言われたとおりに環境を整えていました。
学生だったこともあり、全て親が負担してくれていて、どのくらいの金額を使っていたか分かりませんが、このように少しでも費用を抑える方法、正確な情報を分かっていれば、と、今になって思います。
学びの保証
コロナが流行し、臨時休業、休校や段階的学校再開中でも児童・生徒の学びを保証するために、ICT機器を活用した家庭学習に必要となる通信費の支援が課題となりました。そこで、低所得世帯の家庭学習を支えるための通信費の支援も行われているそうです。
- 低所得世帯への支援(通信費相当額を特例的に追加支給)
- 生活保護世帯への支援(家庭学習を支える通信分を支給)
このように文科省では、児童・生徒の学びをどのような状況でも保証するために支援を行っていることが分かります。家庭環境は様々な形があります。その中でも、支援を受けたり費用を抑えて、学習環境を整えることが大切だと思います。
|参考・引用|
*¹ 令和2年度補正予算概要説明 ~GIGAスクール構想の実現~
https://www.mext.go.jp/content/20200509-mxt_jogai01-000003278_602.pdf
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株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!
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