ICT初心者社員、文部科学省の動画を解読
前回は、聴覚障害がある先生のインタビューを聞き、ICTの活用方法と児童生徒の変化について学んでいきました。今回は、6分22秒までを視聴し、みんなが使うパソコン教室ではなく、1人1台だとどんなところがいいかについて考えていきます。自分の当たり前がみんなにとっても当たり前ということではないことを改めて感じました。
【文部科学省動画】
https://www.youtube.com/watch?v=vbFumkoU3Jw
1人1台端末の新たなよさ
視覚に障害がある児童生徒は、文字サイズ、フォント、画面の明るさ、白黒反転など様々な設定で、人によって見えやすさが異なり、パソコン教室で1台の端末を共通で使っていた時は、その都度設定を変更していたそうです。
文字の大きさ問題は私の学校生活の中でも当たり前にありましたが、こんなにもいろんな面で見えやすさが変わることは知りませんでした。自分の常識は誰にでも当てはまるものではないことが分かりました。
1人1台端末になってからは、自分に合った設定をすればそのまま継続して使えて、児童生徒自身が、体の動かし方の得意な部分や自分からの見え方を先生に伝えながら個々にあった設定をすることができるそうです。個々にあった端末の調整を行ったことで、生徒が自分一人で成し遂げられることが増えたそうです。
このことを知り、とても嬉しい気持ちになりました。1人1台端末のよさは、便利さだったり、効率的でよりよい学びに繋がることがほとんどだと思っていました。ですが、今回のように児童生徒ができるようになることが増えれば、きっと達成感を生むことができます。自分にもできるんだと思えることがとても素敵で、1人1台端末の新たなよさにも気づくことができました。
児童生徒たちの声
1人の生徒がインタビューで言っていたことが印象的でした。
「紙だと鉛筆を使用しなければならなくて、鉛筆だと筆圧の加減が難しく紙を破いてしまう。端末に変わって、手で打てるようになったし、漢字などの予測変換がスムーズになって楽になった」と話していました。
自分の当たり前は誰かにとっては当たり前ではないかもしれないことに気づくことができました。
今回は、端末の活用もそうですが、1人1台端末であることによって児童生徒の学びの環境がよりよくなっていると感じました。1人1人学習能力に違いがあるように得意不得意も違うので、どの学校でも今回のように個々にあった端末と個々に合わせた使い方ができたらいいなと思いました。
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株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
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