百人一首を声に出してタイピングしよう
【基本情報】
■ 教科:国語科
■ 内容:百人一首を声に出してタイピングしよう
■ 教材名:マイクロソフトパワーポイント、書画カメラ、授業支援ソフト
【授業計画】
J小学校4年生さんは、国語科「百人一首を声に出して読んでみよう」の単元において古文のもつ独特なリズムや語調を学びました。今回の授業にあたり、担任の先生より以下2点のご依頼がありました。
- 五七調の独特なリズム、および百人一首が「上の句」と「下の句」に分かれていることを理解させたい
- 百人一首をタイピングすることで、高学年に向けてローマ字タイピングの技術を向上させたい
そこで、ICT支援員より先生へふたつのご提案を行いました。
- その1 インターネット上のサイトで百人一首のタイピング練習を行う
- その2 マイクロソフトオフィス等で百人一首の入力をした後、印刷して持ち帰る
先生のご希望として、印刷することで達成感が得られること、家庭に持ち帰ることで百人一首の振り返りができるとのことから、マイクロソフトオフィスを使い百人一首を入力・印刷することになりました。そこで、「上の句」「下の句」を明確にし、ドラッグなどの誤動作に気を取られることなくタイピング操作に集中出来る様に、マイクロソフトパワーポイントのスライドマスター使ったテンプレートを用意しました(fig1)。
【授業内容】
はじめに先生から、本授業で行うことおよびその目的について子ども達に説明がありました。次にICT支援員が、キーボードの様子を『書画カメラ』で映し出し、『授業支援ソフトウエア』を活用してその映像を児童用コンピュータのディスプレイへ転送しながら「教材の使用方法、タイピングの指使い」について説明を行いました。その後、子ども達は各自のペースで百人一首の入力していきました。入力中は、先生とICT支援員で協力して机間巡回を行い、タイピングに困っている子に手を添えて指導をおこなったり、パワーポイントの操作の支援等を行いました。最後に、入力した作品の印刷を行いました。子ども達は、
「私は三十人一首も作れたよ」
「ぼくは、坊主をたくさん入力したよ」
などと、うれしそうに作品を見せ合っていました。
【授業を終えて】
担任の先生からは、子ども達が楽しみながら「上の句」と「下の句」を理解するようになった。また、高学年に向けパワーポイントを使用する機会が増えるので、その練習となり非常によかったとのお言葉をいただきました。
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