教育の情報化に関する手引き第5章は「情報モラル」

皆さんこんにちは。

教育の情報化に関する手引きは第5章「学校における情報モラル教育と家庭・地域との連携」に入ってまいります。

本文でも明記されていますが、

「情報モラルについては「教育振興基本計画(平成20年7月閣議決定)において、地域・学校・家庭における情報モラル教育を推進することとされているほか、平成21年4月から施行された「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」においても、青少年が「インターネットを適切に活用する能力」を習得することができるよう、社会教育及び家庭教育と合わせて学校教育におけるインターネットの適切な利用に関する教育の推進を図ることとされている」http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2010/12/13/1259416_10.pdf

とあります。平成22年に公表された手引きの中で取り上げられているため、その時点から過去1,2年の間に立て続けに様々な閣議決定、法律の施行がなされていることがわかります。喫緊の課題として文科省が認識している、ということですね。

状況は今もさほど変わらず、情報モラルに関する教育は保護者も地域も子供たち本人も、現場の教職員もあらゆる方面から必要性が叫ばれています。

しかも、皆さんご存知の通り、「最新情報」は常に変わります。第5章144ページでも述べられていますが、「情報モラル教育を効果的なものとするためには、児童生徒のインターネットの使い方の変化に伴い、その実態や影響に係る最新の情報の入手に努めることが重要である」とあります。

LINEをコミニュケーションツールとして使用している方も多いと思いますが、LINEが登場したのはなんと2011年6月です。登場して5年のツールが爆発的に広まり、それに伴ってネットいじめといわれるものもプロフや掲示板からLINEまで幅広く広がっています。(今プロフを使っている子どもたちはとても少ないですね)使われるサービスがあっという間に広がり、あっという間に廃れていっています。

となると、具体的な指導例が載っている第2節の内容はあっという間に古くなってしまっているかというとそうではありません。基本的に知っておかなければならないことを、具体的にどう話していくかのヒントは満載です。特定のコミニュケーションツールの特徴だけを取り上げて子供たちに説明するのではなく、「ネットの向こうには同じ人がいる」ということを理解させることが重要であることが強調されています。

また、第3節では「教員が持つべき知識」が紹介されています。インターネット上にどのような情報があるのか、自分の学校の子供たちが携帯やスマホ、パソコンを通じてインターネットをどう使っているのか知ることが重要で、情報共有が必要であると書かれています。

実態を知ることは指導するうえで必要なことですよね。行政職の皆さんも、ご自分の自治体の調査結果があればぜひ目を通しておいていただけると、もしかしたらとても驚かれるかもしれません。私のママ友の間でも「こんなに知らない間に使ってたなんて」という声はよく聞きます。

新しいツールがどんどん出てきても、正しく使いこなしていける能力を子どもたちに身に付けさせることはとても重要です。そのためには私たち大人も新しい知識を吸収し、地域・保護者の立場でも現場を支えていけるようになるのが重要だなと思います。行政職の皆さんはぜひ行政の力でないとできないフィルタリングやNetモラルソフトなどのご検討をお願いできればと思います。

弊社では比較表等を用いて自治体様に最も合ったご提案をさせていただきたいと考えております。

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株式会社ハイパーブレイン
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