クラウド導入ガイドブック 悩みその12 トラブルが起こりそうで心配
皆さんこんにちは。総務省「教育ICTの新しいスタイル クラウド導入ガイドブック2016」についてご説明させていただく第13回目です。
本編5Pには「クラウドを中心としたICT環境の導入に当たっての課題・悩み」として以下のように12個の悩みが分けられています。
総務省:教育ICTの新しいスタイル クラウド導入ガイドブック2016(本編)P5 http://www.soumu.go.jp/main_content/000417631.pdf より引用
今回のお悩みは「トラブルが起こりそうで心配」です。
無線LAN、タブレット等先進的に導入された自治体からトラブルの報告が多く上がってきています。
学校は「授業を止めてはいけない」が至上命題ですから、1分ネットワークが止まっただけでも大問題になります。
「授業ができない」状況が一瞬たりともあってはいけないからです。
また、パスワードの運用管理等現場の先生方が「今までしたことがない」業務も増え、手順に関して守らなければ情報漏えいのリスクが高まるが、守るには煩雑すぎて忙しい現場では守れそうにもない、という新たな課題も発生しています。
つまり、聞くこと聞くこと怖い話ばかりで、そのハードルを越えるのがとても難しそうな印象を受けるのが現状ではないでしょうか。
ガイドブックにも「具体的な事例を載せているので参考にしてほしい」とあり、18Pから3ページに渡って説明の文書を載せています。
現時点で考えられる8つのトラブルに対して主な要因、予防策・被害拡大防止策、発生後の対応についてがまとまっていて、見やすく、説明もしやすい資料ですね。
もちろん、すべてのトラブルがこれに当てはまるわけではありませんが、「予算を獲得する」際に「トラブルが起きた時はどうするか」を首長部局に説明するための大きなヒントとなると思います。
実際の対策として、ガイドブックにあるようにヘルプデスクと契約しておき、トラブルが発生したらそこに連絡してもらうようにする、と言ったことは有効です。
何か困ったことは必ず起こりますから(ICTに限らず)その時に「どこに連絡をすればよいか」がわかっていればとても安心です。
弊社では導入前、導入時から経年毎にどのようにヘルプデスクの問合せ内容が変わり、どのような人的資源を投入すべきかというノウハウを持っています。聞いてみたい、と思われた方はご遠慮なくお問い合わせください。
行政職の皆様にとっては悩みは尽きぬところだと思いますが、クラウド導入ガイドブックでは困りごとを12種類に分類し、説明してくれています。
一旦ここで区切り、2017年度のクラウド導入ガイドブックが発行され次第確認、ご説明をさせて頂ければと思います。
よろしくお願い申し上げます。
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株式会社ハイパーブレインです。
教育の情報化に貢献し,豊かな会社と社会を作ります。
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