導入後のスムーズな運用は、導入前に8割程度決まっています
皆さんこんにちは
長くご説明させていただいてきましたが、本日で最後です。働き方改革で話題の「統合型校務支援システムの導入のための手引き」についてご説明をさせていただきます。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1408684.htm
今回は第5章6運用・保守・導入後ついてご説明させていただきます。
ハイパーブレインは、教育支援の会社ですから、運用や保守、導入後こそが本領を発揮するのでは、という風に考える方もみえるかもしれません。確かにそれは一面の真実ですが、そこに至るまでの長い「導入しようと思ってから導入まで」のご支援こそがなかなか言葉にできないものではありますが重要だと考えています。
我々は、様々な自治体をご支援していく中で、「どこでどうしたらうまくいくのか」ということを目の当たりにしてきました。ですので、それを元に、教育の情報化に貢献し、豊かな社会と会社を目指していきたいと考えています。そのためには、「すべてが終わった後初めて導入を知る」よりも、「すべてをご一緒に作り上げてこその運用のスムーズさ」をご支援していきたいと考えます。
初期からご一緒させていただいていると、「なぜその運用になったのか」ということについて、理をもってご説明することが出来ます。
そのため、手引きにもあるように、問い合わせ内容やトラブル内容からユーザーの利用の仕方を把握し、問い合わせが多い内容についてはユーザーへ使い方を周知する、ということについてもどんどん素早くご提案ができるわけです。
操作に迷って問い合わせ、というユーザーも多いですが、「どこに聞いたらよいかわからない」ために困っているユーザーも同じくらいいます。運用なのか操作なのか、導入初期は分かりません。
そのために、ハイパーブレインがご提案するのは総合的なヘルプデスクや総合的なICT支援員なのです。
「とりあえず一次窓口としてなんでも聞ける」人や電話があれば、何を聞いても怒られない、どんなことでも聞ける、という安心感が先生方に広まります。先生方は「こんなこと聞いていいかわからないんですけど」と電話口で仰います。私がお電話に出る際には「どのようなことでも大丈夫です」とお受けできる契約を結びます。一次切り分けですので、「それでは保守依頼を行います」だったり「それは導入業者から連絡させます」だったり「それならこれこれこうです」だったり、ということを行います。
行政職の皆様におかれましては、運用の際に
- ・一次切り分けを行うヘルプデスク
- ・ICT支援員のサポートの範囲を決め、サポートするのであるならば教育を行う
ものをお考えいただくと、スムーズかと思います。
東京都墨田区では、ICT支援員が現場できめ細やかなサポートを行い、ICT全般をICT支援員がサポートすることにより、環境整備をICT支援員が担って先生方のスムーズな使用につながっているとのことです。
また、導入後には効果測定が欠かせません。導入した結果、どういう効果があったのか、ということをアピールすることで、費用が有効に使われたことが市民にも納得してもらえます。
手引きのP151~P152には、どのような効果測定が行われたか先進事例が掲載されています。大阪市のアピールはhttp://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1369517.htm わかりやすく参考になります。
このような形でご説明してきました。授業は段取り8割、ということが言われています。行政職の皆様もお仕事は段取りで8割くらい決まるのではないでしょうか。事前にたくさん考えてたくさん議論することは、導入後のスムーズな運用につながります。ご検討いただければと思います。
次回からは先日発表されたプログラミング教育に関する研修教材等のご説明をさせていただければと思います。
何かご質問、ご意見等ございましたら是非お聞かせください。
よろしくお願い申し上げます。
投稿者プロフィール
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株式会社ハイパーブレインです。
教育の情報化に貢献し,豊かな会社と社会を作ります。
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