遠隔教育のメリットのうち、特に距離を飛び越えることが述べられています
皆さんこんにちは
ICTに関する様々な動きが加速度的に出てきましたね。
文科省からは「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」について が公開されました。
http://www.mext.go.jp/a_menu/other/1411332.htm
トップページに重要なお知らせとして掲載される力の入れようです。
今日は(4)現在の学校をめぐる状況と課題をご説明させていただきます
今までこのまとめで述べられていたようなことを実現するために、何が課題なのかということを書いてあります。実現に向けて克服すべき課題が多いということは、文科省も認識しているということですね
まずあげられているのがハード上の課題です
学校では、教育用コンピューターの配置や通信ネットワークが脆弱であり、地域間格差も大きいとあります。
また、学校で使うためのパソコン等の機器は、使い勝手が悪く、価格も市場の機器と比較して高く整備されている場合が多いとの声がある、ということも書かれています。
後者については、ここで特筆されるほどのことである、ということですが、そもそも調達仕様書について精通している行政担当者が必要だということですね。PCスペックやネットワーク機器で使用に耐えうるのはどれくらいか、ということを考えるためにどうすればよいかということについて、知らなければならないことが非常に多すぎるということです。
続いて利活用上の課題が3点あげられています。
- ・どのような場面でどのような先端技術を活用した機器を利活用することが効果的か、実証実験等も少なく、明らかではない
- ・データは期間や事業者ごとに異なる指標を使って収集しており某大なデータを集めても機関の間でデータの受け渡しが確保されていないため比較参照が出来ず、収集したデータが教育の質の向上に十分に活用されていない
- ・セキュリティの確保やプライバシー保護の観点を重視しすぎていることからデータの利活用がすすんでいない
ということです。ですので、まとめではこれらの課題を克服するために
- ・遠隔教育をはじめICTを基盤とした先端技術の効果的な活用の在り方と教育ビッグデータの効果的な活用の在り方
- ・基盤となるICT環境の整備
についての方策をまとめた、とあります。
いろいろな課題があり、正直現場にいると何から手を付けてよいやら、という状態ですが、このまとめにより取り急ぎ上記2点の課題のための方策が案内されるということです。つまり、今後それを重視していくということがわかります。特に「遠隔教育」と言っていることから、地域間格差をできるだけなくしていこうという意図が読み取れます。生まれた場所に関わらず、質の高い教育を受けられるようにしていくという方針を私はとても歓迎します。
次回は2(1)学校現場で先端技術の効果的な活用を促進するために についてご説明させていただきます。
何かご質問、ご意見等ございましたら是非お聞かせください。
よろしくお願い申し上げます。
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