ネットワークの安定はインフラとしての整備活動の基本です
皆さんこんにちは
ICTに関する様々な動きが加速度的に出てきましたね。
文科省からは「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」について が公開されました。
http://www.mext.go.jp/a_menu/other/1411332.htmトップページに重要なお知らせとして掲載される力の入れようです。
今日は2 学校現場における先端技術・教育ビッグデータの効果的な活用を促進するために をご説明させていただきます
一番最初に述べられているのが「必要性や有効性がわからない」といった声に対応するため、学習指導要領の求める資質・能力を育成、深化し、子どもの力を最大限に引き出すための先端技術の活用に関して基本的な考え方を示す、ということです。
今までチョーク一本でやってきた、という自負がある先生もたくさんお見えです。今までこれでよかったんだから、なぜわざわざ操作が難しく授業を止めるような先端技術を使わなければならないのか、という声は根強く残っています。
そのため、まとめではまず「遠隔・オンライン教育」を筆頭にあげています。
同時双方向で学校同士をつないだ合同授業の実施や専門家等の活用などを行う、授業の一部や家庭学習等において間内をより効果的にする動画等の素材を活用する
とあります。時間や空間を超えることができ、学習の幅を広げることが可能となるとあります。これにより授業内容の最適化や質の向上をもたらすことができる、ということです。
HBI通信でも何度も申し上げている通り、通学して教育を受けることが困難な子どもや個別の学習支援が効果的な子ども等にとって学習機会の確保を図ることが可能になる、という効果が期待されています。平成30年9月には「遠隔教育の推進に向けた施策方針」が策定され、遠隔教育が効果を発揮しやすい学習場面や目的・活動例等を類型化するとともに制度の整備を行っているとのことです。
あとは、「遠隔教育」実施中にネットワークが止まらない、という心配事さえなければいいということですよね。このネットワークに関してはとても苦労された先生、行政職の方も多いと思います。急速に技術が発展しすぎて、目に見えない情報の流れを理解して交通整理できる機器はいったいどれなのか、ということ、その機器にどのような設定を施せばよいかということ等がわかりにくく、仕様書にどう反映させていいのかもわからないことが多いですね。それを解決する一つの手段として「SINET」の利用が述べられていますが、こちらについてはまた今後ご説明いたします。
今までここぞ、というときにネットワークが停止した経験をお持ちの先生も多くみえるでしょう。行政職の皆様としては、視察に行くとなぜか止まる、という現象に遭遇したこともおありだと思います。
ネットワークについての安心感がないとこの分野は前に進みませんので、そのあたりはぜひとも構築業者が頑張る必要があることと、仕様書をきちんと書くために行政職の皆様も頑張る必要があるかと思います。私たちはご支援を頑張りますので、この「遠隔教育」については子どもたちのために実現していきたいと思います。
次回は2(1)学校現場で先端技術の効果的な活用を促進するために、の続きについてご説明させていただきます。
何かご質問、ご意見等ございましたら是非お聞かせください。
よろしくお願い申し上げます。
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