ICT初心者社員、文部科学省の動画を解読

「GIGAスクール構想の実現」とは  ~学校情報化の目的と概略~

今回は、文部科学省の高谷浩樹さんのお話を動画で視聴しました。
第2回は9分15秒~21分48秒までを視聴して、解説していきます。

《文部科学省動画》
https://www.youtube.com/watch?v=CtHWnraIajA

3つの柱

【情報活用能力の3つの柱】

  • 情報活用実践力
  • 仕組みの理解
  • 情報社会に参画する態度

まず、初めにこの言葉を聞いて感じたこと、漢字が多くて難しそう。情報という言葉はなぜか硬く難しそうに聞こえてしまいます。ですが、情報活用能力とはそのままの意味で、情報を活用する能力を身につけましょうというものです。

・1つ目の情報活用実践力
インターネットやICTを使って情報の活用・収集、タイピングや入力などの実践力のことです。

・2つ目は、仕組みの理解
インターネットやICTの仕組みを理解しようということです。

・3つ目の情報社会に参画する態度
ネットいじめや誹謗中傷などがないように人としての道徳心を持つことです。ネット上なので相手の顔が見えない。だから簡単にでてしまうことが問題で、これは1番重要なことだと私は思います。

プログラミング

この3つの柱を身につけるため必要なことは「プログラミング」だそうです。

プログラミング、聞いたことはあります。ですが実際には何のこと? と疑問に思いました。
プログラミングとは「プログラム」を作る作業のことで、簡単にいうとコンピューターに指示をするというイメージです。


例えば、三角形を作る。

今までなら、コンパスを使って行う→プログラミングを使って行う
そうすることで、三角形の特性もプログラミングの特性も知ることができます。
三角形はどうやって作られているのか、三角形を作るうえでコンピューターにどんな指示を出せば三角形を作ることができるのか、2つを学ぶことができるということです。

三人が並んでコンピューターを使っているイラスト

ですが8割の高校生がこのプログラミングを学んでいませんでした。私もです…

でも、今まで選択性だった情報Iが必修科目になりました。そのため、全員がプログラミングを学ぶようになったそうです。

この取り組みはとてもいいと思います。私自身、今毎日のようにパソコンを使ってお仕事をしていますが、タイピングが遅かったり、使いこなせる技術がなかったりで、なかなか効率が上がらず、慣れるまでにかなり時間がかかりました。

会社に入ってほぼ一から教わる状態だったので、それを高校生で学べるのは、今後にかなり役立つと思うし、正直とても羨ましいです! このように、未来が進化していくならそれに合わせ、教育も進化して、本当に必要なことを学ぶことが1番いいと思いました。

どんな時にICTを利用するのが効果的か

少年がオンライン授業をおこなっている

ICTを活用した学習(3つに分類)

A 一斉学習 

B 個別学習

C 協働学習

Aの一斉学習では、電子黒板などを使います。電子黒板なら教科書とは違い、画像や音声機能、動画も観ることができイメージがしやすい。拡大機能があって、視覚的問題も減るし、だれでも書き込みができます。このように、一斉に学習することが可能になります。

Bの個別学習では、自分が疑問に思うことを調べたり、自分のスピードで学習を進めることができます。また、調査活動や表現活動、家に持ち帰って家庭学習を行うなど個々に合わせた学習が可能になります。

Cの協働学習では、グループや学級での作品の作成、意見の整理や発表など協働での学習が可能になります。また、協働学習では遠隔教育ができる。

例えば…

・別のクラス同士を繋げる→1つの学級になる→新しい人間関係ができる→今まで発表できなかった子も
できるようになるかもしれない→新しい学びあいへと繋がる
・先生がいない科目で専門の方や大学の先生と繋げる→学びを深めることができる

これだけでなく、学校にいけない子でも授業を受けられる、国際交流もより簡単に行うことが可能になるなど、プラスになる面が多くあります。

今では、デジタル教科書も増えてきているそうです。
紙の教科書でもQRコードが載っているなど、自分のころに比べて大きく変わっていて驚きです。
普通の教科書なら読むだけになりますが、何度も書いたり、修正したり、大事なことは記録・保存など応用が可能になるのでかなり便利だし、学びを深めることができるのでデジタル教科書はどんどん広がっていくべきだと思います。

先生が電子黒板を使って授業をしている

投稿者プロフィール

屋田 菜美
屋田 菜美
株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!