ICT初心者社員、文部科学省の動画を解読
適切な学校ICT環境整備に向けて
前回は、11分までを視聴し、より早くより多くの端末の整備が必要だと分かりました。今回は、17分25秒までを視聴し、端末の整備とコストについて考えていきます。
【文科省動画】
https://www.youtube.com/watch?v=hV5HHl0uITk
コスト問題
少しでも早く端末の整備を行うことを目指しましたが、コストの問題が出てきました。
学校設置者からの声としてあがったのは、自前負担が多すぎるということ。
端末を持つ=保守管理やソフトウェアを入れる。
そうなると1台当たりに8~9万円かかります。ですが、国から端末への補助は4万5千円です。
確かにこれでは半分ほどが自己負担で、すぐに整備するには費用的な面で無理があるかもしれません。
シンプルかつ持続的
それを踏まえ、これからの端末は変わると言っていました。
変わるというのは、クラウドの活用を前提として、シンプルな環境整備にするということです。
大量導入に合わせて、シンプルな環境整備にしていかないと、その自治体や学校だけコストが上がってしまうという問題が発生してしまう。その問題は持続的な整備に影響が出てしまいます。
ソフトウェアは大量には入れず、クラウドを活用してアカウント設定をすることも忘れずにと言っています。これを踏まえていない販売事業者や学校側からの要求も多くあるそうですが、この考え方を理解してコストを削減し、持続的にシンプルな環境整備にすることが必要です。
基本のOSや無償ライセンス(ただで使えるソフトウェア)だけでも十分に活用することはできます。追加でソフトを活用することで、幅は広がるが増やすことで、重くなる、フリーズしやすくなるなどの問題も出てくるということを伝えていて、きちんと厳選すること・クラウド上での活用にすることが重要とされています。
キッティング
キッティングという言葉を知っていますか?
環境整備のためのパソコンを使える状態にするには、このキッティングという作業が必要になります。簡単に言えば、「端末の初期設定」私は、初期化が苦手です…(笑)
まず、パソコンを箱から出して、コンセントにさして電源を付け、電源がつくかの確認や、必要なデータを入れたりする作業が必要になります。これは、土地代(倉庫)・人件費・時間がかかります。
これが1年かかってしまうと次の分が来てしまう。この時間やコストを少しでも減らすためには、ソフトウェアのインストールを減らすことが必要です。減らす=4万5千円分のライセンスで行える。それでも十分に活用できると伝えられています。これなら、子どもたちにIDやパスワードを教えるだけでインストールできるものも多いので、そうやって対応してほしいとされています。
たしかに、色んなソフトウェアを活用し、より幅広く学びたいという考えもありますが、今回伝えられたようにしていけば、低コストかつ、人件費・時間の削減にも繋がり、少しでも早く環境整備が進めていけます。この対策を取れば、本当に必要なものを使って学びに繋げられるし、子どもたちが簡単にインストールできるというプラスな面があり、良いなと思ったのと、正直な所もっと国がお金を出してくれれば、より幅広い学びを獲得できるとも思いました。あなたはどう思いますか?
投稿者プロフィール
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株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!
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