ICT初心者社員、文部科学省の動画を解読

前回は2分24秒までを視聴し、学びにくさ軽減のためのICT活用について考えていきました。今回は、4分32秒までを視聴し、聴覚障害がある先生のインタビューを聞き、ICTの活用方法と児童生徒の変化について学んでいきましょう!

【文部科学省動画】
https://www.youtube.com/watch?v=vbFumkoU3Jw

児童生徒の変化

前回、私の経験としてもご紹介したように、ホワイトボードに書いてあることをノートなどに書き写すことが優先になり、それが負担になっている児童生徒がいたり、穴埋めの枠から文字がはみ出してしまう、書いたことを自分で読み取れない児童生徒がいたりと、ICTを取り入れるまでは様々な問題があったそうです。

それがICTを取り入れたことで、ホワイトボードに書いたことを端末にすぐに打ちこんだり、枠内にピタッとはめられるようになったり、プリントを見返したときにもきちんと読めたりするなど、児童生徒にいい変化が出てきました。また、「発言を控えていたが積極的に発言をするようになり、書くことが苦手だったが積極的に文字を打てるようになった。」と児童生徒の変化を先生が喜んでいた様子が印象的でした。

付箋アプリの活用

授業をしている先生のイラスト

今回、インタビューを受けていた先生は聴覚障害があり、生徒からの発言内容をスムーズに聞き取れないことがあるそうです。
少し話は異なりますが、どの学校でも起こることとして、どうしても1人の先生が児童生徒みんなの意見を拾ってあげるのは難しいことがあります。また、インタビューを受けた先生も言っていたように答えや意見は持っていても、手を上げて発言するのは難しい児童生徒が多いという課題もあります。

そこで、ICTを活用することで、先生の授業では付箋アプリを使い、児童生徒の考えや意見を直接画面上で見ることが出来るようになったそうです。これがあれば、手を上げ、みんなに見られながら発表するということはなくなります。
動画内でもあったように、目に見えることで先生も児童生徒みんなの考えをくみ取ることができる上に、児童生徒たちも自分の考えを発信しやすくなっていると思います。

インタビューの最後で先生が、「ICTをどんどん取り入れ、使えるようになりたい。」とおっしゃっていました。ICTを活用していくことで、児童生徒にとって学びやすい、先生にとっても児童生徒の意見をくみ取りやすい環境が作れると思います。
正直、こんなに便利な機能があることは知らなかったし、児童生徒の学習に対する姿勢が変わるのもびっくりでしたが、とても嬉しいことだなと思いました。

いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
諸事情につき、来月の「ICT初心者社員、文部科学省の動画を解読」はお休みさせていただきます。
次回の掲載日は、未定ですが、少しでも早く掲載できるよう尽力致します。
大変恐縮ではございますが、何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

投稿者プロフィール

屋田 菜美
屋田 菜美
株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!