令和の日本型教育とは5

皆さんこんにちは。

「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)が令和3年1月26日に中央教育審議会より出されました。

この答申を少しずつ読んでいきましょう。今までチュウキョウシントウシンとカタカナで聞こえていた内容が、中教審答申と漢字で聞こえるようになるように、行政職の皆様も知識を蓄えていっていただければと思います。

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本日は第1部総論の2「日本型学校教育の成り立ちと成果、直面する課題と新たな動きについて」の続きを読んでいきましょう。「(4)新たな動き」です。

まず、新学習指導要領の全面実施が掲載されています。この新学習指導要領は、資質・能力を「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の3つの柱に整理しています。そのうえで、より良い学校教育を通してよりよい社会を創るという理念を学校と社会が共有するなど、「社会に開かれた教育課程」を重視するほか、「カリキュラム・マネジメントの確立」児童生徒の「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改革などが謳われています。解説がたくさん出ていますね。

続いて、学校における働き方改革の推進です。

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勤務時間管理の徹底、業務の明確化・適正化、教職員定数の改善充実、専門スタッフや外部人材の配置拡充など、学校における働き方改革が推進されています。

さらに、GIGAスクール構想が述べられています。

児童生徒一人1台端末、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するための経費が予算化され、2021年3月時点で、ほぼ全国の公立小中学校では一人1台が実現した、といえる事態になりました。

令和の学校のスタンダードとして、家庭への持ち帰りを含めて児童生徒一人1台端末が十分活用できる環境の整備を図ることとなった、とあります。

GIGAスクール構想が実現により、臨時休校時にも不安なく学習が継続できることを目指し、これまでの実践とICTの活用を適切に組み合わせていくことで、これからの学校教育を大きく変化させ、様々な課題を解決し、教育の質を向上させることが期待される、とあります。

これまであちこちで、何度も何度も取り上げられてきたことですが、この答申でも取り上げられています。それだけ重要で、それだけなかなか浸透しないのでしょう。大事なことは何回でもいう必要がありますね。

次回は第1部総論3.2020年代を通じて実現すべき「令和の日本型教育」の姿を読んでいきます。

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