実態を把握するために保護者と児童に取っているアンケートの紹介がありました

皆さんこんにちは

「次世代の教育情報化推進事業「情報教育の推進等に関する調査研究」成果報告書」http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1400796.htm の1つである
情報活用能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントの在り方と授業デザイン-平成29年度 情報教育推進校(IE-School)の取組より-http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/06/11/1400884_1_1.pdf についてご説明させていただきます。

あじさいの花

本日は 第3章 第4節 IE-Schoolの実践に見るカリキュラム・マネジメントをご説明いたします
実態把握については福岡教育大学附属久留米小学校http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~kurumes/index.htmlの取り組みから紹介されています。
福岡教育大学附属久留米小学校では、児童と保護者に対して年2回情報活用能力に関するアンケートを行っているとのことでした。これを基礎データとし、学期毎の情報活用能力に関する評価テストを継続的に実施する等、積極的に情報活用能力を高めるための活動を行っています。これらを行うことで、児童、保護者ともに情報活用能力に対して意識が向くようになり、結果を可視化することで育成がより促進されるということです。引用の量が多くなりますが、非常に参考になりますので、アンケート用紙をご確認ください。

・保護者に対するアンケート例
保護者アンケート1
保護者アンケート2
情報活用能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントの在り方と授業デザイン-平成29年度 情報教育推進校(IE-School)の取組より-http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/06/11/1400884_1_1.pdf
P32~33より引用
このように、保護者の意見を聞ける体制は情報モラル教育の上でも非常に有効だと考えられます。なかなか保護者にアンケートを書いてもらうのは難しいですが、項目の案として参考になりますね。

・情報活用の実践力に関する調査(児童に対してのアンケ―ト)
児童アンケート1
児童アンケート2
児童アンケート3

情報活用能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントの在り方と授業デザイン-平成29年度 情報教育推進校(IE-School)の取組より-http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/06/11/1400884_1_1.pdf
P34~36より引用
児童に対するアンケートで、「いい答え、悪い答えはありません」「成績には関係しません」と書いておくことは実態を把握する上で効果的ですね。当てはまらない、を選んだらなんだか成績が悪くなる気がする、と感じていては実態の把握は進みません。参考に考えられてはいかがでしょうか。

・場面や項目を分けて情報活用を支える実態(児童に対するアンケート)
児童アンケートその2-1

児童アンケートその2-2

児童アンケートその2-3

児童アンケートその2-4

児童アンケートその2-5
情報活用能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントの在り方と授業デザイン-平成29年度 情報教育推進校(IE-School)の取組より-http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/06/11/1400884_1_1.pdf
P37~41より引用
こちらも先ほどのアンケートと同様、子供の実態を把握するために様々な工夫がなされていますね。
内容についても、「今学校で実践していることが実際にできるかどうか」ということが効かれているため、子供たちもイメージしやすく答えやすいですね。その中でも目を引くのは「コンピュータを使って電子黒板やスクリーンにうつして発表することは得意である」という項目です。
日常的にそのような活動が行われているからこその問いですね。

これらを参考にしながら、まずは少ない項目から始めることもよいかと思います。

何かご質問、ご意見等ございましたら是非お聞かせください。
よろしくお願い申し上げます。

投稿者プロフィール

大江 香織
大江 香織
株式会社ハイパーブレインの取締役教育DX推進部長 広報室長です。
教育情報化コーディネータ1級
愛知教育大学非常勤講師です。専門はICT支援員の研究です。