初めてのデジカメは情報モラルと共に
【基本情報】
■教科:総合的な学習の時間
■教材:デジタルカメラ、プロジェクター、HDMIケーブル、書画カメラ、授業支援ソフトウエア
■内容:デジタルカメラで撮影しよう
【授業計画】
T小学校は、市で導入した防水・耐衝撃のデジタルカメラ20台を、校外学習や修学旅行などの行事に活用しています。
今回、4年生が初めてデジタルカメラを使用することになり、そのご支援を行いました。
先生とのお打ち合わせでは、できるだけシンプルな機能のみの説明を行い、撮影の実習に時間を多く取りたいとのお話がありました。
そこで、コンピューターへの写真データのコピーは行わず、カメラを直接プロジェクターへ接続してのまとめをご提案しました。
【授業内容】
はじめに、先生から「デジタルカメラを今後どの様な場面で活用していくのか」について子ども達にお話がありました。
次にICT支援員が、デジタルカメラを配布して使用方法の説明を行いました。
クラスの人数が多いことから、デジタルカメラを『書画カメラ』で映し出し、『授業支援ソフトウエア』を活用してその映像を児童用コンピュータのディスプレイへ転送しながら「電源の入れ方・消し方」「シャッターの切り方」「撮影した写真の見方」「写真の消去方法」を伝えました。
さらに、情報モラルとして「誰かの写真を撮影する時には必ず許可を取ること」「変な写真や見た人が嫌な気持ちなる写真は撮影しないこと」を伝えました。子ども達はその場で試し撮りをした後、グループに分かれて校内を回り撮影を行いました。
授業のまとめとして、子ども達が撮影してきた写真をプロジェクターでスクリーンに映し出してクラス内で発表を行いました。
子ども達は、人前での発表に戸惑いの表情を見せながらも誇らしげに、写真の解説と撮影した理由について発表していました。
それを見ているクラスの子ども達からは、発表毎に大きな拍手が起こっていました。
最後に写真は個人情報であることを伝え、デジタルカメラ内の写真をすべて消してもらい授業を終了しました。
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