楽しい、そしてやめられない。ゲームの時間を守るお約束をマウスレッスンで
【基本情報】
■ 内容:ゲームは時間を守っておこなうことを知る。ポケモンチャレンジを使いマウスの使い方を学習する。
■ 教材名:ポケモンチャレンジ、事例で学ぶネットモラル
【授業計画】
V小学校の1年生の担任の先生からはじめてのコンピュータ室を使うにあたり、マウスの使い方のレッスンをして欲しいとのご依頼がありました。
またV小学校は、情報モラルに力を入れられており各学年が道徳の時間の中で定期的に情報モラル授業を行われています。
今回の授業についても、教務主任の先生から低学年向けの情報モラルを取り入れてほしいとのお話がありました。
そこで担任の先生と打ち合わせを行い、授業のはじめにゲーム依存についての情報モラル学習を行った後で、残り時間でマウスレッスンを行うことになりました。
【授業内容】
初めてのコンピュータ室ということで、入ってくる子ども達はとてもワクワクした様子です。
まずは、子ども達に「ゲームやYoutube使う時に家族とお約束があるかな?」と質問を行いました。
ほとんどの子が家庭での約束があり、それを守って情報機器と付き合っている様子です。
そこで「じゃあ、約束を守らないとどうなってしまうのかな?約束を守らなかったお友達のビデオで見てみよう」と語りかけを行い、ゲーム依存が原因で体調を崩してしまう子のアニメ動画を視聴しました。
ゲームのやりすぎで友達とも遊べなくなってしまった子のお話に子どもたちはとてもびっくりした様子でした。
最後に子ども達と「ゲームをする時は時間を守ろうね」と指切りげんまんで約束をしました。
次にマウスの学習に入りました。クイズを交えながらマウスの使い方の説明を行った後で、ポケモンのマウスレッスンソフトを使いマウス操作の学習を行いました。
スマホ世代の子ども達は、マウスの操作に苦戦しながらも、ポケモンをゲットするために楽しそうに練習を行っていました。
授業の終了の時間が近づいたところで、「マウスから手をはなして、おひざにおいてください。ゲームを終わります」と声をかけました。
しかし、マウス操作が楽しくてなかなか終われない子もチラホラと…。そこで「はじめのお約束をおぼえているかな?」と伝えると、ハッ( ゚д゚ )として手を止める子や、隣のお友達に手を止めるように伝える子など、それぞれが約束を思い出して行動を起こしていました。
ゲームやインターネットは頭では理解していても、なかなかやめることができないような構造になっています。
この様にやめられないことを実際に体験する機会を提供することで、自分の意志で約束を守る経験を積み、ネット依存にならないように自分をコントロールする習慣を身に着けるお手伝いをしていけたらと考えています。
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教育の情報化に貢献し,豊かな会社と社会を作ります。
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