クラウドバイデフォルトの波が学校にも届きそうです
皆さんこんにちは
ICTに関する様々な動きが加速度的に出てきましたね。
文科省からは「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」について が公開されました。
http://www.mext.go.jp/a_menu/other/1411332.htm
今日は基盤となるICT環境の整備のうち、クラウド活用の積極的推進 についてご説明させていただきます。
文科省が平成29年10月に「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」を作成し、各自治体がガイドラインを参考できる状態になりました。このHBI通信でも詳しくご説明させていただきましたね。
ところがそれ以降、データの利活用に関する取り組みの促進、技術の進展による安全・安価なクラウドサービスの普及などの状況の変化、があり、それらを踏まえてICT環境整備のインセンティブや、ICT環境を維持管理するためのコスト低減を図ることが必要である、と述べられています。
文科省もクラウドについて使っていこう、という方針になってきたということですね。もともと一概に禁止しているものではない、ということですが、ガイドラインをぱっと読んだだけでは「禁止している」と解釈することも考えられます。
平成30年6月には各府省CIO連絡会議にて「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」が出され「クラウド・バイ・デフォルト」が決定されたとのことで、学校現場でも安全安心にクラウドを利用していくことが求められている状況ですね。
そのため、文科省もガイドラインの改訂を図るとあります。3点あげられています。
- 1 パブリッククラウドの利用を前提とした記述の整理
- 2 サーバー・ネットワークの構築方法の整理
- 3 情報資産分類の見直し・柔軟化
です。こう並べてみると、感慨深い気持ちになります。学校現場のセキュリティと言えばひたすら「隔離・接続しない・触れない・やらせない」だったのですが、「便利なものを使う。だから使うためにどうすればいいか考える」に変わってきたな、と思います。
ガイドラインの改訂が速く公開され、それに基づいてセキュリティを考えられるようになると色々はかどりそうです。
次回は安価な環境整備に向けた具体的モデルの提示についてご説明させていただきます。
何かご質問、ご意見等ございましたら是非お聞かせください。
よろしくお願い申し上げます。
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