一つ一つ着実に実行していくための事例が紹介されています
皆さんこんにちは
働き方改革で話題の「統合型校務支援システムの導入のための手引き」についてご説明をさせていただきます。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1408684.htm
今回は第5章3.2 スケジュール策定 についてご説明させていただきます。
まず、導入パターンの検討が一番にあげられています。校務支援システムというと、1番に考えられるのが全校一斉導入ですがそれ以外にも、各市町村の状況に応じて段階的に導入したり、モデル校運用後の導入というパターンが考えられます。
それぞれのメリット・デメリットについて手引きでは以下のようにまとめられています。
統合型校務支援システムの導入・利用に関する手引き 第5章P94から引用
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/08/30/1408684-003.pdf
先進的な取り組みを行ってきたところのそれぞれのメリットとデメリットが具体的に挙げられていてかなり想像がしやすくなりますね。ご自分の自治体ではどのあたりに気を付ければよいかということを考えて、共同調達の話し合いを進めていっていただければと思います。
パターンが決まったら、続いては各プロセスの期間を定めて、導入の全体スケジュールを策定することとなります。
代表的なプロセスとして、要件定義期間(仕様の検討期間)、調達期間、システムの構築期間等とあげられています。
それぞれ十分な時間を取ることが必要ですが、予算との兼ね合いもありますし自治体毎の事情もありますから、どこが最善か、ということをよく話し合う必要がありますね。福井県と鳥取県の事例があげられています。
統合型校務支援システムの導入・利用に関する手引き 第5章P95から引用
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/08/30/1408684-003.pdf
統合型校務支援システムの導入・利用に関する手引き 第5章P96、P97から引用
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/08/30/1408684-003.pdf
具体的に、どのようなプロセスにどれだけかけたか見えるとわかりやすいですね。福井県は検討期間が非常に長く、そこで様々な調整がなされたのだろうと想像ができます。鳥取県はより詳細な具体例が上がっていますが、こんなスピードでできたんだ、というのが感想です。リーダーシップを取るところがしっかりして、きちんとプロセスを経て導入されたのだろうなと思います。
次回は第2部第5章の続き、要件定義についてご説明させていただければと思います。
何かご質問、ご意見等ございましたら是非お聞かせください。
よろしくお願い申し上げます。
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