情報モラルは日常的に。普通教室でオープンエンドの話し合い

【基本情報】

 学年:6年
 内容:みんなに合わせる友情
 教材名:NHK for school、書画カメラ

【授業計画】

V小学校は、学校全体で情報モラルの向上に取り組んでおり、各学年が道徳の時間の中で定期的に情報モラル授業を行っています。
また、1週間後に控えた学校訪問では、メールのやり取りをする際に相手の状況や気持ちを考える教材を取り上げる予定です。
この授業の事前学習としてSNSについての情報モラル授業をしてほしいとのご依頼がありました。
そこで、「NHK for school ココロ部 みんなに合わせる“友情”(http://www.nhk.or.jp/doutoku/kokorobu/?das_id=D0005130134_00000)」を教材として取り上げました。

【授業内容】

いつもはコンピュータ室で顔を合わせるICT支援員が教室に来たことで、子ども達は不思議そうな様子です。
はじめに、子ども達のSNSの利用状況を知るための質問をしました。
ほとんどの子が日常的にタブレットパソコンや音楽プレーヤー、携帯電話などを使ってSNSを利用している状況です。
SNSでのやり取りが楽しいという意見も多くありましたが、面倒くさい時があるという意見もチラホラと聞かれます。
その後、電子黒板を使ってNHK for schoolの動画を鑑賞しました。
この動画のストーリーは、いじめに参加する様にSNSで促された主人公が、仲間に合わせていじめをしてしまう? それとも……どうする? と悩んで終了するオープンエンドになっています。
そこでグループに分かれて、自分が主人公だったらどう行動するかについて話し合いを行いました。
グループでまとめた結果は、書画カメラを使い電子黒板に映し出してクラスの前で発表を行いました。
子ども達からは、
「ちょっとした行き違いだから直接会って話をする」
「先生に相談する」
などといった意見が積極的に聞かれました。また、
「SNSでの話題を変えてスルーする」
「電池切れスタンプを送って、今の状況から距離を置く」
といったSNS慣れした回答も聞かれました。
発表のあと先生から子ども達に、文字だけで伝えることの難しさをやSNSと上手に付き合っていくためにはどうしたら良いかについてお話がありました。
最後に次回の授業につなげるために、自分がSNSを使う時の約束を((fig1))みんなでまとめて終了しました。

黒板に貼られた意見

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