まとめの道も一歩から 総合のまとめをスムーズに行うために必要なこと
【基本情報】
■ 教科:総合的な学習の時間
■ 内容:まとめをスムーズに作るためのリテラシー習得
■ 教材名:マイクロソフトパワーポイント、ソフトキーボード、授業支援ソフトウエア
【授業計画】
O小学校3年生は「総合的な学習の時間」で探検隊を結成して、1年間かけて地域の「歴史」「自然」「未来」について調査を行っていきます。その中で、学習したことや調べたことのまとめをコンピュータで作成し、年度末に1人1冊の本にまとめる計画です。学年主任の先生から「このまとめを作るために必要なコンピュータの技術を身につけさせたい」との依頼がありました。1年間の継続した活動ということで、綿密に打ち合わせを行いました。コンピュータの操作に慣れていない3年生ということで、学習内容を絞り以下の技術の習得を行うことにしました。
- 写真の挿入
- 文字の入力
- 上書き保存
- 印刷
今回の授業ではこれらの技術的な学習を行いますが、年間の最終的な目的はコンピュータリテラシーの向上ではなく、総合的な学習の時間のまとめを作ることであることから、レイアウトや写真の取り扱いが容易であり子ども達が操作をしやすいマイクロソフトパワーポイントを採用しました。
また、先生からのご希望で「先生の紹介カード」を作成することになり、ICT支援員が先生のご希望に合わせたカードのテンプレートをご用意しました。(fig1)
【授業内容】
はじめに、先生からワクワク顔で待っている子ども達へ「これから行うこと」「今日のコンピュータの学習の目的」についてお話がありました。
次にICT支援員が、『授業支援ソフトウエア』を使い先生のパソコンの様子を児童用コンピュータのディスプレイへ転送しながら説明を行い、ステップバイステップで「先生の紹介カード」を作成しました。操作の中で、フォルダ階層の説明など操作につまずきやすい箇所については「フォルダは宝箱、ダブルクリックは宝箱を開ける鍵、宝箱の中にも宝箱が隠れてるよ~」など子ども達が理解しやすい表現を用いて説明を行いました。
子ども達は、操作に困っている子を同じグループの子同士が助け合ったり、机間を回る先生やICT支援員に質問しながら楽しそうにカードを作成していました。授業の終了時には、カードを印刷してうれしそうに教室に持ち帰っていました。
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