<常駐支援日記 7月号>-タブレットの導入について–

みなさん、こんにちは。情報システム常駐支援を行っているYです。
梅雨の6月が終わり、暑くなる季節となりました。学校も夏休みに入るということで普段できないような機器のメンテナンスや導入を行う時期に入ってきますね。今回はタブレット端末を導入する際に考慮するべきことを少しご紹介させていただきます。
さくらんぼが赤くなるようす

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一言で「タブレット端末」といっても様々な種類がありますが、まず使用する用途に合わせてどのOSのタブレットがいいかと考える必要があります。
タブレットとしてよく耳にするiPadは公式ストアのアプリの種類が豊富で審査を通したものだけが配信されているため、「安全性」が高い傾向があります。また、iPadは種類が限られているため保管庫やアクセサリーの選択肢が豊富で、ケースのサイズが合わないという問題やポートが合わないといった懸念は他のOSのタブレットに比べ少ないといえます。端末管理での部分もmacOS Serverを使用すれば複数のiOSデバイスを一括管理することは可能で、システムの設定やポリシーの制限等も遠隔で一括管理することができます。問題点として挙げるとすれば、価格面で高価である点です。大きさにもよりますが、他のタブレットと比べるとどうしても気になる部分ではあります。

学校で使用しているパソコンのように使用したいと考えた場合はWindowsOSのタブレットパソコンを選ぶケースもあります。主要なもので言えばSurfaceが挙げられ、多くの学校では学内で使用しているパソコンはWindowOSの端末が使われているので、それと合わせるためにWindowsタブレットを選ぶということもよいのではないかと思われます。
また、環境復元ソフトや授業支援ソフトをインストールすることができるのはWindowsOSが多く、AndoroidOSやiOSは環境復元ソフトで対応しているものは数少ない状態です。環境復元ソフトでの端末管理を考えるならWindowsOSのタブレットがおすすめとも考えられます。

AndoroidOSのタブレットの良いところはタブレットの種類が多いことです。機能もタブレットによって様々で用途によってカスタマイズすることができます。サイズの種類も豊富で、小さいもので7インチ、大きいものでは10インチ以上のサイズのものがあります。デメリットとしてあげるとすれば、種類が豊富であるためあまり詳しくない人からすると選ぶ際にどれを選べばよいのか困ってしまう点です。また、AndroidのアプリはiOSと比べると審査が厳しくないため、安全性が確認できていないアプリを入れてしまうと、アプリを通してウイルスに感染してしまうといった問題が発生する可能性が少し高いと思われます。

タブレットOSのご説明を簡単にご説明させていただきましたが、大切なのは「どのような用途でタブレットを使用させるのか」、「どうやって端末管理を行っていくのか」等を考えてから導入することが大切だと思います。「タブレットを導入すること」を目的にするのではなく、「タブレットを使用してどのような教育をしたいのか」を明確にすることが実は一番大切ではないかなと思います。
タブレットは持ち運びやすく便利ですが、データ処理能力の面を見ると通常のPCよりも劣る部分は多くあります。パソコン教室でできることはパソコン教室の端末で実施し、タブレットならではの活用法を考えていく必要があります。
そういったことを意識しながら、常駐支援という立場でタブレットの活用法についてもご支援させていただきたいと考えています。

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このような形で今後も月1回お届けできればと思います。常駐支援について、参考になれば幸いです。ご意見、ご質問等がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

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